「Ｙ３２」
ワイサンニー

Ｙ３２とは、９１年に４ドアハードトップのみフルモデルチェンジされ、８代目となったニッサンのセドリック／グロリアおよび、２代目シーマと９２年に登場したレパードＪフェリーの車輌型式。

セドリック／グロリアは、先代（Ｙ３１）より大型化され、完全な３ナンバーサイズとなった大型のＦＲセダンで、２〜３リッターのＶ６エンジンを搭載する。先代で大好評を得たスポーティ版「グランツーリスモ」は、丸目４灯の迫力あるマスクが与えられ、豪華版「ブロアム」と並びモデルの柱となった。

シーマは初代のコンセプトから一転、デザインは重厚な雰囲気の高級サルーンとなり、エンジンも３リッターＶ６のほか４．１リッターＶ８を搭載。しかし、路線変更が災いしたか、人気はトヨタ・セルシオとクラウン・マジェスタに集中。景気の悪化もあり、初代のような人気を得ることはできなかった。

レパードはＪフェリーというサブネームが与えられ、先代までの２ドアスペシャリティクーペから一転、シーマと並ぶ高級４ドアセダンとしてジャガーを意識した特徴的なデザインで登場。海外での評価は高かったが、こちらも営業的な成功はおさめられなかった。

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