「トゥールビヨン」
tourbillon


トゥールビヨンとは、フランス語で渦という意味で、機械式の腕時計や懐中時計の姿勢差による誤差の発生を抑制する機構。脱進器。

機械式時計のムーブメント内部機構自体を回転(通常は一分間で一回転)させることで姿勢差による重力の偏りを平準化し、誤差の発生を抑制する。

1800年頃にフランスの時計技師アブラアム・ルイ・ブレゲによって発明された複雑機構で、機械式時計の三大複雑機構のひとつに数えられる。

2000年以降は生産技術の向上で量産化が進み数十万円クラスの腕時計にも採用されるようになったが、それ以前は数千万円クラスの超高級時計にのみ採用されていた。

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