「連桿比」
れんかんひ
Ratio Between Connecting-rod Length and Crank Radius


連桿比(れんかんひ)とは、レシプロエンジンにおいてクランクシャフト回転半径に対するコネクティングロッドの長さの比。

連桿比を大きくするほどピストンとコンロッドの作用角度が浅くなるため、ピストンの首振りやシリンダー壁との摩擦を抑制することができ、高回転高出力化に向く。しかし、コンロッドが長くなるためエンジンも大きくなってしまうデメリットがある。

そのため、一般的な4ストロークエンジンでは3.5程度に設定され、高回転を常用するレース用エンジンなどでは4以上に設定されることが多い(F1では5以上)。

初代シビック・タイプR(EK9)のB16Bエンジンが、シビック(EK4)用の1.6リッターB16Aではなく、わざわざインテグラ(DC2)用の1.8リッターB18Cをベースに1.6リッター化しているのも、連桿比を大きくとりたいがためである。

関連 レシプロエンジンクランクシャフトコンロッド首振りシリンダー4ストロークF1EKB16BB16ADCB18C

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