ブレーキに次いで重要な車の構成要素。
ライトウェイトの車にとっては、パワーよりも軽快な脚周りを重視したい。
特にサーキットや峠を走る場合は、いくらパワーがあっても脚周りの善し悪しで全然速さが違ってくる。
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オーリンズ車高調 アジュール仕様
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天候や脚回り、走るステージ等に合わせて減衰力を細かく調節できるのは便利。
車高調はやはり、多彩なセッティングが魅力。逆にセッティングの迷路に迷い込んでしまう難点もあるが。
最弱にセットすれば街乗りも十分可能なしなやかな脚に。
ヘルパーの使えなかったジムカナーナ規定に合わせ、スプリングの自由長に合わせたショート加工を実施。またフロントはショート加工しながらも、特殊加工によりオイル容量も確保。
swift直巻き
話題の直巻きスプリング(アジュール標準仕様)。
ストロークによるバネレートの変化が少なく、巻数も少ないため軽量で有効ストロークも長い。
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体感的には従来の直巻きに比べて2〜3kg/mm柔らかい。
乗り心地をあまり犠牲にせずロール剛性を向上させる。
一般に、フロントを硬くするとアンダー傾向、リヤを硬くするとオーバー傾向になる。
R:arc 競技用(ノーマル比1.8倍)
特殊合金引き抜き鋼管を使い、軽量かつ高耐久を実現。
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アンダー傾向のEG6の回頭性を向上させる。
ロール剛性のアップで、切り返し時の不安定な挙動も抑制。
DUNLOP D01J
サーキット、ジムカーナでの勝利をめざして進化した、ダンロップの先代Sタイヤ
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有効接地面積でライバルを上回る。D98J以上のドライグリップとともに、新パターンでウエット性能も向上。
D98Jに見られたベルト切れのトラブルも改善されている模様。
フロント225/45R16の威力は絶大!トラクション、減速、コーナーリング全てにおいて15インチとは異次元の性能を発揮。
ただし、限界は高いが、超えると少々ピーキーな特性を示すので、乗り手にもテクニックを要求する。
また、このサイズになると純正サイズより外径も少々大きくなるので、ファイナルギア変更などの対策をしたいところ。
DUNLOP D98J
サーキット、ジムカーナでの勝利をめざして開発された、ダンロップの先々代Sタイヤ
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この世代のSタイヤ(BS・RE520、YH・A032)の中では最強のドライグリップを発揮していると言っていいだろう。
パターンはエッジがドライグリップに貢献しているが、反面ヘビーウェットは苦手・・・。
阿讃サーキットのように一輪だけに極端にストレスがかかるコースでは、パターン溝ショルダー部のスチールベルトが切れてしまうトラブルもある。(これはコースのせいだろう)
HART CP035 (16×8.0J+42)
実測世界最軽量を自負するアルミ鍛造ホイール。全サイズ完全個別プログラムを採用し、剛性・機能性等も高次元で両立。モータースポーツで勝つためのホイール。
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現在ジムカーナA2クラスのトレンドである16×8J。インチアップによるバネ下重量の増加を最小限にとどめる。
シビックのホイールハウス内に8J・・・一般道での使用はオススメできない。しかし、ジムカーナにおいてフロント225/45R16の威力を最大限発揮するためにはこのサイズを選びたい。
SPOON SW388 (15×6.5J+35)
リーガマスターEVOとほぼ同一品。1万トンプレスによる超高圧縮鍛造で強度と軽さを高次元で実現。塗装もアルマイト処理のみという軽さへのこだわりを見せる。名前の数字はその重量3.88kgを表す。
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15×6.5J+35、実はこのサイズではTE37やCP035より軽かったりする。強度・剛性も十分で、この軽さが意味するものは・・・
無限RNR (15×6.5J+39)
スクイズプロセス製法による鋳造ホイール。N1レース用に開発された物で、4.95kgは当時の最軽量品。細身のスポークによるブレーキの冷却も効果アリ。
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ホンダ車専用設計ということもあり、センターホールもハブにぴったり。精度の高さではピカイチ!鋳造品としては現在でも最軽量では?
デザインも凄く気に入っているが、強度的に少々難あり。
ショックの性能を発揮させるためには、土台であるボディの強化もだが、ブッシュ類の強化もはずせない。シビックなどに採用されるダブルウィッシュボーンサスは、高性能だが構造上ブッシュも多いので強化する効果は大きい。
VISION サーキットリンクキット(強化ブッシュ)
あらかじめ強化ブッシュを組み込んだアーム類のキットで、比較的リーズナブルにフルブッシュ化できる。
乗り心地重視のノーマルの脚周りを引き締め、シャープなハンドリングやショックの正確な作動を実現。
距離を走っている車なら特に、その違いは歴然。
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ブッシュのたわみがなくなり乗り心地が多少ラフになる反面、脚周りが設計通りの作動に近づき、ハンドリングが向上。
純正ブッシュにあった”ねじれ”による反発がないので脚の動きが非常にスムーズで、車体は操作にクイックに反応する。
乗り心地は確実に悪くなるので、普段乗りには柔らかいタイヤを用意したい・・・。
MUGEN 強化ブッシュ
高硬度ゴムによる強化ブッシュ。
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脚周りが設計通りの作動に近づき、ハンドリングが向上。
アッパーマウントブッシュ、コンプライアンスブッシュなど大きなブッシュの強化が効果大。
うねりのあるコーナーを走るとき、アクセルを入れると外側に逃げていくような挙動だったのが、ハンドルを切っている方向に忠実に向かっていくようになった。(約75,000km走行後に交換)
PIAA軽量ホイールナット
超々ジュラルミンにアルマイト加工を施した軽量ホイールナット
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その軽さはまるでプラスチック!効果が体感できるほどの物ではないが、バネ下の回転部の軽量化だけに効果は有るはず。
長年使っているとネジ山が摩耗してくるのが難点・・・。